7/23 裏地がボロボロの巻♪
ブーツの裏地が、もう限界(笑)
作り替えるしかありません(゚Å゚)!!
見た目は全然大丈夫です。
裏地を作り替えれば、まだまだ持ちますので作り替えまっせ~♪
構造やらデザインやら、どんな革を使うのか?
それによりますけどブーツの裏地交換は44000円~です。
長いとかデカいとか、ややこしい、とかは更に高いで高いでぇ~(笑)
サクッと分解してるように見えますが、ペラペラボロボロの合皮の裏地を伸びんように外すのは不可能です。
とは言っても、新しく作り直す為の型紙作りが大変なんで、極力伸びんように外したい!
縫い糸を一目一目、メチャメチャ慎重に作業してます。
ローガンなんでホンマしんどいです(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/24 裏地の型紙を作るの巻♪
出来るだけ元の大きさを維持するように貼り付けて行きます。
展開部分を合わせると、もう既に長さが違う(笑)
Amazonの段ボールの下に入ってるやつ便利やわ~(笑)
切り出しの時点で修正出来るもんは修正しときます。
言うても、現物合わせする気満々ですけど(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/25 裏地を作るの巻♪
裏表間違えんように転写していきます( ´∀`)
現物によって、やり方はマチマチですが、今回は狂いが少ないと判断した甲の部分からアプローチすることにしました。
この時点で一度ブーツ本体に沿わせてみてアカンかったら修正します。
と言ったところで明日は定休日ですが、特別に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/26火曜日は定休日です♪
7/26 現物合わせの巻♪
甲の立体に沿わせてます。
こんなん直接見せながらやらんとサッパリ伝わらんのですけど(笑)
多分ここ。
多少、寸法が狂ってても言うこと聞いてくれる革って大好き( ´∀`)
自分で印を付けたとこを信じて縫います。
アカンかったら何べんでもやり直したらエエんですよ。
今回は革指定が無くてお任せ頂いたので、よく汗を吸ってくれて耐久性のある少し分厚い豚革です。
豚革の吸汗性能が高いのは毛穴がデカいからみたいです。
今回は型紙がキチンと取れんし、現物合わせしかない作業であることが判ってるんで、在庫の中でも余裕のある大きさの革を使わせて貰ってます。
こう言うのって、技術云々でなく、単なる泥臭い努力でしかないです。
ホンマに大した事はやってないんです(笑)
部品点数少ないし、全然マシ!
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/27 更に現物合わせの巻♪
筒になりました♪
アッパーと合わせてみます!
今回はやり直しなしで済みました(笑)
仮止めの時の精度もコツがあるかも。
次は腰裏部分を作っていきます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/28 腰裏部分の巻♪
下側の縫い割りを開いて立体化した後に正しい位置に仮止めします。
この状態で筒の部分を合わせて、重なった場所を貼り付けます♪
裏返しにして、変に余ってたり足らんかったりが無ければ縫い付けます♪
縫い目の部分はしっかり叩いて沈めておきます。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/29 裏地を貼り付けるの巻♪
裏地完成( ´∀`)
アッパー本体に貼り付けて行きます♪
端っこは後でサイズを合わせる時にブラブラしてると困るんで、しっかり貼っときます♪
ファスナーのとこはくっついたまんまです。
縫ってから切ります♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/30 ファスナー部分の巻♪
この部分から「後ろ半分だけ」縫い付けます♪
それは何故か?
後ろ半分だけを縫い付けた後にファスナーを開けて、ベロを引き出します。
引き出したら、前半分を縫い付けます♪
この手順でないとベロごと縫うて、ファスナーが開かへんようになってしまいます(笑)
裏地を縫い付けたら、縫い付けた部分をシャーっと切り取っておしまい♪
この方法やと簡単でしょ?
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
7/31 中底を作り替えるの巻♪
もう峠は越えました。
あとはやれば終わる工程です( ´∀`)
お客さまの平面足形の骨の位置に合わせて、新たに中底を作り替えます♪
そもそも、ちょっとデカいんで先は余りますけど、突っ込まないように細く作り替えてます。
シルエットもシュッとした感じになります。
親指の付け根周辺が余ってて、小指の付け根側の周辺は容積が足らんと言う状況はコレで劇的に改善します。
親指の付け根周辺が余ってると、その辺りに斜め方向、横方向のシワが出来ます。
ご自分の靴を観察してみましょう!
判らんかったらお気軽に足の無料計測に来て下さい♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
8/1 中底を切り出すの巻♪
ショルダー革に型紙で転写して切り出して行きます♪
二重式で作るんで、片足二枚、計四枚切り出します。
ショルダー革を切り出したら重ねて仕上げて、踏まず部分を薄くすいたりして整えます♪
二ミリのショルダー革が二枚重なってます。
何でこうするかと言うと、二枚のうちの下側を底と縫い付けて、その上に貼り付ける事で縫い糸を保護できます。
それともう一つ、ショルダー革がへたってきたりすると上一枚だけを交換出来るし、寿命を伸ばせると言うメリットがあります。
材料代は掛かるけど、長持ちしまっせ~!
と言ったところで明日は定休日ですが、特別に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
中底にシャンクを仕込むの巻♪
出来上がった新しい中底にシャンクを仕込みます。
シャンクとは靴の背骨にあたる部品です。
用途に合わせて、スチールシャンクやら竹で作ったり色々です。
スチールシャンクを固定する穴を開けてます♪
二重式の中底の下側だけにカシメで固定されてます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
8/3 中底が出来たらサイズ合わせの巻♪
シャンク脱落を防ぐのと後ろ半分をしっかりさせる意味で、こう言う部品を作ります♪
あとはご本人さまの足に合わせて組み立てて行きます♪
足に合わせて、ご本人さまの足をラスト(木型)代わりに巻いて組み立てて行きます♪
体重を乗せて、心地好い圧迫でつっかえる位置を探します。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
8/4 コルクを詰めたり底縫いしたりの巻♪
サイズ合わせが終わったら、あとは底を付けるだけ。
段差を埋めるのと、軽く防水の意味合いでコルクを詰めます♪
合い底を貼り付けて、お客さま指定のコマンドソールにマーキングしときます。
合い底に底縫いを掛けます♪
今回はこの下にセメント製法でコマンドソールを貼り付けて仕上げます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
8/5 本底を貼り付けるの巻♪
コマンドソールはサイズ合わせをして細くなった底やと端っこが上手く入らん事があります。
なので予め切っておくと失敗しません。
コマンドソールを貼り付けたら、周りをサッと仕上げてヒールを貼り付ける場所を荒らします。
コマンドソールとお揃いのコマンドヒールを貼り付けたとこです。
コレがメチャメチャ丈夫なんですよ。
削るの大変って事は、それだけ長持ちすると思います。
ビブラムの登山タイプより強いかも?
と言ったところで明日は最終回♪
ほなー!(゜ロ゜)
8/6 完成♪
ハイ完成♪
コロナ禍以後は作業中も作業後も必ず消毒の習慣が当たり前になってます。
一体、いつになったら終わるんやろか。
当店ではお預り品はパーフェクトに除菌してお返ししてます♪
ブーツの裏地交換は見ての通り、まぁまぁ大変なんですよ。
ご理解下さいませ(´Д`)
「ブーツの裏地交換♪」
連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)