2/11 何か履きにくい?の巻♪
さて、今日から「PRADAを足に合わせて作り替え♪」連載です♪
割りと履き口が狭め設計。
バシッとハマると足に付いてきて履きやすいかもですが、このお客さまの骨の位置と元々の設計上の骨の位置が合ってません。
そやから何か足に合わない、履きにくい、履き心地が良くない、どー言うたらエエんやろ?
と言う説明しにくい事になってるんですよ。
と言う訳で、バラバラにして足に合わせて作り替えまっせ~♪
ブランドもんの命とも言えるロゴマークは出来る限り保存の方向でバンガリマース( ´∀`)
うーん、ハリボテ(笑)
かかとは殆ど減ってませんので、ブランドロゴマーク入りのヒールは移植で。
なるべく使いたい場所にダメージが行かんように慎重にバラしたところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
2/12 サクッと足に合わせるの巻♪
お客さまの平面足形です♪
割りとテキトーに見えますが、その通りです(笑)
大事なのは親指の付け根、小指の付け根、かかとの3つの位置関係、ご本人さまの柔軟性。
足の振りに合わせて骨の位置の合った中底をちゃんと作ったら足入れの瞬間から違いが判ります。
ワイズ部分の関節を押して、どれぐらい入っていったかとかは新しい中底の幅を決定する上で一番重要かも。
その辺を元の中底のつま先ライン等を踏襲しつつ、上手いこと元のアッパーに収まるように作るだけです。
種明かししたらメチャメチャ簡単な事なんですよ。
今回は撮影してるタイミングが無いぐらいスッと終わってしもたんで、PRADAの底の再利用に全力を注ぎます(笑)
「足合わせ」の終わったアッパーに元の底を乗せてボールペンで大まかなラインを引いたとこです!
見にくいかな~?
ボールペンでのマーキングが終わったら、そのラインをトレースするために幅広のセロテープを貼り付けます。
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
2/13 新しい底を作るの巻♪
こんな感じでボールペンの痕をマッキーでなぞって転写して行きます♪
んで、剥がした幅広のセロテープを材料に直接貼り付けて・・・
こんな感じです♪
材料は2ミリの特注ベンズ革です。
線に沿って大まかに仕上げて、ロゴマーク入りの元の底に貼り付けて周囲を整えます♪
元の底に埋め込みのハーフソールが付いてたんですけど、割りと深いとこまで入ってたんで、思ったより苦戦して銀面もちょっと剥かんとアカンようになってしまいました。
それでも、ロゴマークは消してないで~( ´∀`)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
2/14 底縫いを掛けるの巻♪
本底に縫い糸の溝を彫ったら底縫い屋さんに縫うていただきます♪
山林さん、いつもありがとうございます!
今回はかかと周りはビス留めするんで縫い付けるのは踏まずのとこまで♪
染めてるのは、今は亡きサンエッチのローインキです♪
同業さんに、まだ持っとんかぃ!って言われそうですが、まだ持ってます(笑)
コレに代わるもんって・・・
無くなったらどないしょー!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
2/15 ヒールを取り付けるの巻♪
さて、ヒールを固定します♪
何べんも書いてますけど、同径の釘類とビス類を比較するとビス類の方が五倍の保持力があるねんて!
という訳で20本太い釘が刺さってるのと一緒。
風情は無いけど、絶対ビス留めの方がエエと思います。
ヒール周りはお客さまの足に合わせて一回り小さくなってるので、削ったら殆ど減りの無い状態になります。
PRADAのロゴマーク入り♪
そもそも履けてなかったから、あんまり減ってないんですけどね。
ちなみに黒糸で縫う予定やったけど、山林さんによると白糸の方が太いらしいんで底と一緒に染める事にしました♪
今回はハーフソールはちょい厚目の材料です♪
プライマーN100にグルーブースターを混ぜたやつを塗って、ボンド7000+を塗り付けて乾かしてるところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
2/16 完成♪
ハーフソールの材料はLISKシートです♪
そもそも、スニーカー用らしいんで、丈夫で良く曲がります。
グリップも良いのでオススメ♪
ハイ完成♪
PRADAのロゴマーク引っ越し完了♪
全ての方に可能なのか?となると難しいですけど、方法は考えまーす(笑)
勿論、中敷きも頑張って元のロゴマーク入りを手直ししました♪
ブランドもんの命、と言っても過言ではないロゴマーク。
出来る限りの保存、移植を目指します!
「PRADAを足に合わせて作り替え♪」連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)