6/14 加水分解しまっせ~!の巻♪
さて、今日から「いわゆるベックマンたら言うブーツ♪」連載デェイス♪
まぁもう、コレはしゃーない。
ウレタンで問題が起きまくってるからRED WINGも製造止めて、ラバーのハーフソールに変更して新しい品番でやってるそうな。
それはそうと、何で上から縫うん?◯◯ちゃう(笑)
ではバンガリマース( ´∀`)
まずはここから。
ヒールを外します♪
手間的にはオールソールに準ずる手間が掛かる上にクソウレタンソールが非常に危険です。
他のモンに着いたらエライ事なんで、絶対に隔離作業が必要です。
ウェスとか何やったら一袋使ったるわ!ぐらいな感じで(笑)
使ってるのは開きヤットコと言う握ったら先が開いて隙間をガーッと開けて行ける工具です♪
しかし、ここまでやるかって釘の本数・・・
アメリカにんのやることは、よー判らんわ(笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
6/15 底縫い糸を抜こうの巻♪
さて、ヒールが外れたら底縫い糸を抜いていきます♪
こんな感じでくるくると巻き取って行くと・・・
ウレタン部分は「強敵」です(笑)
なーんも無いとこは、コレぐらいキレイに抜けます♪
さて、本題のウレタン部分です。
削ったら仕上げ機のペーパーがガッツリ目詰まりします!
このように、先にやった方と後にやった方が一目瞭然。
でもコレは明確な結果が出る対策がアリマース(STAP細胞みたいに読んで 笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
6/16 取り除かれるウレタン部分の巻♪
どうすかスカッとキレイになったでしょ!
どうやったかと言うと・・・
同業さまでも嫌いな人が多いアメゴム(笑)の切れ端を詰まったペーパーに当てると、こんな感じで絡めとってくれます♪
まぁ何の事はない、コレを繰り返すだけの地道さ。
対策はアリマース( ´∀`)
お馴染み、底縫い屋さんの山林さんです♪
今回も殆どパーフェクトに同じ穴でっせ!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
6/17 組み立てましょうの巻♪
さて、無事縫い上がりました♪
ウレタン部分の痕とか底縫いミシンの油とか、若干気になるとこもあるんで少し濃い色に染めて目立たんように・・・
ウレタン部分の崩壊具合によってはアッパーに着いてたり、色んなとこに移ったりするので、この靴に関してはヤバいって思ったら早めに対処してください。
今回はお客さまの判断が早かったので被害は少ないとは思います♪
さて、元のヒールを戻すんですけど、アホみたいに長い釘とか要らんねんと言う派閥です(笑)
しかも何やねん、その本数ダイナミック!
・・・要らんわ(゚Å゚)
一般的に同径の釘類とビス類を比較すると、ビス類の保持力は釘類の5倍の保持力だそうです。
シンプルに4点、それで釘20本分♪
取りたい時は逆回転で靴にもダメージ無し!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
6/18 完成♪
ハーフソールの本来あるべき姿は底縫い糸を保護して切らんように、の筈です。
しかし、アメリカにんが面倒臭いからハーフソール上から貼ってそんまま縫うたんが「カッコいい」「ワイルド」とか肯定の意味で捉える人も多いのも事実。
まぁそれはそれで、そう言うの好きなお店に行かはったらエエと思います。
「かわごし」では上から縫うのはオススメしません。
毎回、オールソールに準ずるお金を払っても平気な本気ワイルドの人には「絶対にやるな」とまでは言いませんけど(笑)
まぁかわごしはそう言うロマンの判らんやつなんですけど、取れんようにってならコレでエエんちゃいます?と思います。
実用第一。
今時は接着剤も段違いに性能上がってますし。
ハイ完成♪
フツーに使うてて、絶対に問題は出ないと思います。
モルターラソールって柔軟性が高いし「返り」も良いし、何より丈夫やし。
糸切れの心配無いし、何年も使えるんちゃう?
当店のオススメの構造です。
そもそも、上から縫うたらガタガタで不細工やと思うけどなぁ。
ロマンの判らんやつでスイマセン(笑)
「いわゆるベックマンたら言うブーツ♪」
連載終了デェイス♪
ほなー!(゜ロ゜)