3/17 雨靴を作ろうの巻♪

さて、今日から「足に合わせて作り替え上級者♪」
連載デェイス( ´∀`)
もう何足も足に合わせて作り替えされてる上級者です。
靴にウン百万注ぎ込んで様々なメーカー、そしてビスポークを謳うパターンオーダーのクソ店(笑)など失敗を繰り返し、当店に辿り着かれました。
こちらは割りと足に合ってる市販靴ですが、やはり「足に合わせて作り替え」した靴に目覚めると雨靴であっても作り替えたいとの嬉しいお言葉!
バンガリマース♪

こちらは持ち込み当日履いてこられた、伏見の靴工房「いっかど」鶴田健一さんのアッパーを使って、当店の足合わせ技術で作り替えられた靴です♪
アッパーの革が分厚くて強いので馴染ませるのに時間が掛かったそうですが、今はメチャメチャ履き心地は良いそうです♪
鶴ちゃんコラボの条件は「いっかど」でオーダー歴の有る方のみとさせて頂いております。
いや、合う靴無いとお困りの紳士は、いっぺん「いっかど」行ってみなはれ!
女子靴は多分、断られます(笑)

今回はブラックラピド製法に改造とかナシで、骨の位置を合わせるのみでイケると判断しました。
親指の付け根のシワに「この判断の理由」となる痕跡が出てますが、作り手でも判らん人が多いかも。
と、たかが修理屋風情がエラソーに言うたところで明日に続く!(笑)
ほなー!(゜ロ゜)
3/18 骨の位置を合わせるの巻♪

コロナ前から使ってる、この方の平面足形です♪
クタクタやんけ~(゚Å゚) すんまへーん♪
でも、骨の位置が判ればエエんですよ。
この方は健康管理もちゃんとしてらっしゃるんで、体重の増減の殆ど無さそうですし、ずっと取り直してません。
そして、いつもの「大畑パーキング」のクリアファイルを重ねて描いてます。
お客さまの親指の付け根から小指の付け根の周囲の骨を押して少し整った形で体重を掛けて「心地好い圧迫」の状態の骨がちょこんと乗るサイズで幅を決定してます。
そのまんまの幅で作ったら良さそうなモンですけど、超絶不細工な靴になるし、しかもホールド全くせぇへんのでアカンのですよ。
もう20年ほど前、初号機の思ひ出(笑)
今回は作り替えるついでにツマ先の形も少し優しめに丸くします♪

クリアファイル足形と元の中底を重ねると「振り」の違いが良く判るでしょ?
中底に付いた足形は、さほど無理してないけど、かかと周りがデカくて「振りの妥協ライン」に収まってたようです。
何となく痛くならずに履けるってやつです。

クリアファイル足形から新しい中底を作ったとこです。
削りながら修正も加えてます。
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
3/19 足に合わせて吊っていくの巻♪

さて新しい中底を嵌め込んで、ご本人さまの足に吊って行きます♪
吊っていく言うたら凄いギューッと引っ張ったりビシビシやりそうなイメージですけど、結局は体重乗せてもらって「心地好い圧迫」を探すんで、そない無茶苦茶な痛そうなモンでもないです(笑)
慣れた方なんでスッと終わりまーす♪
( ´∀`)

今回は、まだウェルトの糸抜きすらしてない状態のまんま合わしてます(笑)

痕跡見ると、よーく判るんですけど、コレも慣れんと判らんのかも知れんと思いつつ。
何で世の中の靴は内振り多いんや?と疑問に思いながら明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
3/20 掬い縫いやり直しましたの巻♪

たまーにあるんですけど、ウェルトの掬い縫いとウェルトの出し縫いが絡み合ってる事があります。
完全に同じ穴に落ちてると、どっちも切らんと、どうにもイカンやつもあります。
今回はそれ(笑)
この長さだけ「ま、エエか」発動( ´∀`)

糸を抜くのは先でも後でもエエんですけど、王道はアリマセン。
地道に一本一本・・・
抜かんと置いとくと、絶対に後で抜けへんしメチャメチャ汚く見えるそうです。
やったことないけど(笑)

次は詰め物です♪
ここは防水の意味合いもあって、コルク一択です。
コルクってワインの蓋とかに使うでしょ?
底の水分を上に上がらんように遮断する層です。
そやから、通気性なんぞありまへん。
通気性と感じる快適さは中底の吸汗性能やライニングなどの吸汗性能に他なりません!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
3/21 コルクを詰めて底付けしての巻♪

さて、コルクを詰めたら底付けします♪
この部分に使われてたのは圧縮された紙のようなオリオンのような、よー判らん弱い材料でヒビも入ってたんでベンズ革で作り替えました♪
細かいとこやけど(笑)

山林さんにて♪
この方の靴は右の端っこです♪

山林さんの凄いとこ!
メーカーが、そもそも下手くそに縫うてたやつをキチンと奥に突っ込んで「あるべき場所」で縫い直してくれてます!
落ちる寸前に縫うてたウェルトのとこも安心な位置に縫い目が走ってます♪
残った穴の痕は、まぁ何とかしまーす(笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
3/22 底縫い完了の巻♪

もう何べんも画像やらInstagramの動画で出してますが、こんなにデカいミシンで縫われます♪
今時の技術で、もっとコンパクトにも出来そうな気がするんですけどね。
山林さん、いつもありがとうございます♪

この方は今回もゴム底です。
実用志向が強い考え方をお持ちなので雨靴も然り。

元々、ハーフソールは滑りにくいモノ、候補はハイパーVシートと言う事で継ぎ目を真っ直ぐで貼るつもりやったんですけど、やっぱり材料のパターンを上手く活かそうと方針転換したのでV字カットに荒らし直しました♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
3/23 ハイパーVシート氷面タイプの巻♪

ハーフソールとして貼り付けた材料の厚みが、まぁまぁあるんでヒールの高さとのバランスを見てます♪
ヒールは最近のイチオシ、フレッチャーヒールです。
大正区の材料問屋、昴オリジナルの材料です。
グリップも耐磨耗性能もデザインも良いと思います♪
同業さまに超オススメ♪

こんな感じでヒールはステンレスのビス四点で留まってます♪

何でV字でやったのかと言うのは、ハイパーVシート氷面タイプが、こういうパターンやったからです。
↑厚みは加工しても良かったんですが、昴の健吾ちゃん曰く継ぎ目を削らん方が性能はより発揮できるとの事。
まぁお客さまご本人さまに見せてからでも継ぎ目の厚みは削れるんで後は見てもろてから、お好みに合わせてやります♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
3/24 完成♪

横からやと、こんな感じです♪
ベースの底が薄め設定なのでハーフソールが分厚い割にはスマートなシルエットやと思います♪

二重式の中底に元の半敷きを戻します♪

ハイ完成♪
ヒールは最近のイチオシフレッチャーヒールにビス留め♪
この菱形パターン?はお客さまご本人に確認してみたら、このまんまでエエとの事でしたので、オリジナルの厚みで旅立って行きました(笑)

贅沢な雨靴が出来上がりました♪
そもそも防水性能が高いグッドイヤーウェルトの靴に濡れても安心、氷面でも安心の底材で、雨の日も快適にお過ごしいただければと思います♪
「足に合わせて作り替え上級者♪」
連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)