足に合わせて作り替え♪

10/7 パカパカ脱げます!の巻♪

歩けない靴な画♪

さて、今日から「足に合わせて作り替え♪」連載デェイス♪

そればっかりかぃ!って感じですけど、正直コレこそ天命であり、わたくしがやらんとアカン事やと勝手に思ってますので突っ走ってます。

と言うか、最近は依頼が途切れなくなってます。

痛くて履けない、歩けない等、お困りの方は直接お越しになってください。

もしくは営業時間内にお電話下さい。

機械室に籠もってると聞こえん事もあるので、しつこく鳴らして下さい(笑)

まずは平面足型を分析な画♪

いっちょ前に分析とか調子乗った書き方してますけど、店に入って来られた瞬間から観察してますので、実際にトレースする時にはある程度難易度も判明してます。

問題は血流、心地良い圧迫の左右差。

骨の位置に合わせるとか、割とこんな雑なトレースでも何とかしてます。

ではバンガリマース♪

アッパーの下側ないやんけ!な画♪

婦人靴メーカーは婦人靴をナメてんのかとアタマに来る画像です(笑)

スッキリ収めたい余りに削り過ぎや!!!

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/8 早速バラバラの巻♪

三枚おろしな画♪

ファイバー芯、シャンクの付いてる層、中底本体を分離します♪

今回は元のデザインを出来る限り損なわないように、極力部品も流用します♪

骨の位置に合わせる画♪

中底本体を切り取ってズラしてます。

骨の位置に合わせて微調整しながら位置を決定します♪

こちらも同じくズラしますな画♪

このグレーのクッションは中々エエと思ったので壊さんように作業を進めます♪

平面足型に乗せながら位置を決定して・・・

と言ったところで明日に続く♪

10/9 平面足型に合わせて削り込むの巻♪

削って整えられた画♪

トゥの形は弄らず、親指の付け根辺りは平面足型に合わせて落としてあります。

出過ぎてるファイバー芯も削って整えたとこです♪

平面足型に合わせて削り込む画♪

こんな感じて平面足型に合わせて削り込んで行きます♪

周りの革は手掛かりを失わないように一部付けたまんまです。

全く取ってしまうよりは、後で圧倒的に作業が楽チンになるんですよ♪

この部分デカ過ぎな画♪

パカパカ脱げるのは、ここの部分がちゃんと引っ掛かってないからです♪

お客さまの足に対して分厚過ぎ・・・

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/10 大まかに吊っておく、の巻♪

昨日の画像と比べてみような画♪

ハイ、よー判りますよね?

ツマ先と言うか、親指の先は気持ち空間を多めに取ってます♪

余ってると大きなシワになって、折り目が足を攻撃します。

緩いとエエことないで〜♪

実は少し回ってると言う画♪

トゥの形は弄ってないですけど、関節の位置に合わせて少し回してあります。

そうするとアッパーの小指側が低くホールドが向上しやすいです。

足の形、元々のアッパーの設計にもよるけど(笑)

大まかに吊られた画♪

軽く仮止めです。

両足で吊り方と微妙に中底の大きさも違います。

周囲のサイズ、いわゆるワイズに結構、違いがある方なんですよ。

お客さまの予約の直前ぐらいにやらんとガチガチになって微調整がしにくいので足合わせは時間厳守とまでは言わへんけど、そこそこちゃんと来て下さいお願いします(笑)

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/11 ご本人さま登場の巻♪

注目すべき場所な画♪

指で押さえてる辺りが割とミソです。

余るとアカンけど適度に持ってて欲しいとこ!

ワイズのホールドの補助的な役割をしてくれます♪

お馴染みの風景な画♪

「足に合わせて作り替え」をやった事ある方々にはお馴染みの風景♪

表を歩いてみて頂いてます。

パカパカ脱げてた靴が、ちゃんと引っ掛かるようになりました♪

割とすんなり終わりました。

前が硬い?な画♪

蹴り出しの動作で後ろが残ってパカッ!となるのは底の材質的な問題も一因です。

「返り」が悪いと踵周りのホールドが許容範囲であっても脱げてまうし、靴擦れの大きな原因にもなります。

仮止めで履いてもろて、元の底を使って試し履きしてるんで、底をグイグイ曲げると、ちゃんと付いてくるようになりました♪

なので「返り」のエエ底を作りましょう♪

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/12 元の部品を戻すの巻♪

壊さんように慎重に外される画♪

今回は見た目のデザインを極力変えない為に移植出来るもんは全部移植です♪

やっぱちょっと弱いし慎重に!

ヒールベースも慎重に、な画♪

ヒールベースはオリオンと言う革のクズなのか紙なのか?色んな種類があるんですが、とにかく混ぜ物を固めたような材質で、強度的には革積みと比べるべくもなく、コレも弱いです・・・

まぁでも寿命来るまでは、まだまだ先。

かかと交換しまくって崩壊するまでは使えます(笑)

アーチサポートを作る画♪

足合わせの段階でアーチサポートは入れてたんですけど、柔らかいモンではアカンと判断。

ベンズ革の切れ端で作ってあります♪

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/13 部品を戻しながら底を作るの巻♪

アーチサポートが出来上がる画♪

昨日、積み上げたアーチサポートの部品が整えられたとこです♪

飾りウェルトが貼り付けられた画♪

元の痕跡に沿って、飾りウェルトを戻して行きます♪

詰まってるんで少し長さが余るんですけど、上手いこと辻褄を合わせながら・・・

ベンズ革が切り出される画♪

飾りウェルトの分、ちょっとだけ余裕を持たせながら切り出してあります♪

この材料は紳士靴のオールソールに使うてるやつと同じ材料ですけど、厚みは特注で薄手です♪

よー曲がりますんで歩きやすいですよ♪

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/14 引き続き底付けの巻♪

アーチサポートが貼り付けられる画♪

内側のクッションがエエ感じのやつやったんで、しっかりとこちらから持ち上げて支える仕様にしました。

タイムリーに今日、微調整がありまして〜(笑)

叩くと馴染ませられるのがベンズのエエとこ♪

底が付いた画♪

飾りウェルトを残しつつ周囲を仕上げて、溝彫りも終わってます♪

ほっそりした画♪

今回は、トゥの形を弄らずに絞ってあるけど、かなりほっそりした印象になりました♪

ウェルトを非破壊で戻すのって難しいなぁと言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/15 底縫いを掛けるの巻♪

山林さんに縫うて頂く画♪

こんな感じで一周縫うて頂きます♪

シャンクを挟んで一周縫うと、縫い糸が円状に引っ張り合う事で柔軟かつ強度が高い構造になります。

縫う意味って、底が外れんためだけでも無いんですよ♪

厚み薄っす!な画♪

元の厚みと比べてみよう♪

割とシビア(笑)

縫いが入った画♪

昨日の最後の画像と比べてみよう(笑)

硬いファイバー芯も貫通してます♪

と言ったところで明日に続く♪

ほなー!(゜ロ゜)

10/16 完成♪

完成♪

ハイ完成♪

判らん判らん(笑)な画♪

多分、コレを買うたとこに履いて行ってもバレにくい仕上がりやと思いまーす(笑)

再調整はなんべんでも!な画♪

今回、ご依頼のお客さまは縦のサイズが割とあって細いですが、絶望的な細さではないので、まずはサイズとワイズの合ったもんを探した上で、足の「振り」が近いモノを選んだら何とか履ける靴が探せると思います。

当店では足のサイズ、ワイズの計測、足の「振り」の見極め等のアドバイスは無料で行っております。

特に軽視されがちなワイズは絶対に知っておかないと、最悪は足の変形につながります。

是非、ご自分の未来の為に。

ご相談はお気軽に♪

「足に合わせて作り替え♪」

連載終了デェイス♪

ほなー!(゜ロ゜)