5/27 連載開始( ´∀`)
今日はこんなの。
底が割れたらオールソールです♪
足掻いても、新しい底には敵いまへん。
応急処置でアッパーや、その他にダメージ蓄積するよりは、スカッと作り替えてしまいましょう♪
オールソールのついでにヒールの形も作り替えまっせ~♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!
(゜ロ゜)
5/28 中底を強化するの巻♪
底縫いを掛ける時に、太い針が刺さります。
紙の中底は底縫いを再び掛けるときに割れてしまうリスクが高いので、高強度なナイロンシートでくるんで補強します♪
予算は上がりますが、新しくショルダー革と言う牛の肩の革で中底を作り替える事も出来ます♪
その方がホンマはオススメですよ。
外れてしもてるのは「飾りウェルト」です。
縫うてると見せかけた部品を貼り付けてあるだけ。
しょーもな。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!
(゜ロ゜)
5/29 底縫いの巻♪
元々の外観を維持したいけど、飾りウェルトは使いません。
ゆくゆくボロボロになって外れてしまうようなしょーもないもんは要らんのです。
かわごしの理念の一つ「元の構造より強くして直す」と言うやつです。
見た目が同じような感じで、キチンとホンマもんの縫い目が入るブラックラピド製法に作り替えまっせ~♪
って、ブラックラピド製法って何やねーん!
と言うのを解説しまっせ( ´∀`)
まずはアッパー本体と合い底にマッケイ縫いを掛けます。
マッケイ製法は軽量で張り出しの無いコンパクトな外観で作れますけど、アッパーに穴が空くし防水性能は期待出来ません。
ってな訳で更に、この下に本底を貼り付けます♪
マッケイ縫いの後は張り出し部分に出し縫いを掛けます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!
(゜ロ゜)
5/30 ブラックラピド製法の巻♪
通常はマッケイ縫いを掛けて、一旦持って帰って金台で叩いて縫い目を馴染ませて、本底を作って貼り付けて、また山林さんで出し縫いを掛ける。
二回縫うんで、それなりに時間が掛かります。
でも、今回は予め本底も作っておいて、現場で貼り付けて二回縫っていただきました。
山林さんとこが混んでる瞬間に行ってしまうとそこでの作業が厳しいと思うんで同業さんにはあんまりオススメでは無いです(笑)
コレで見た目は元々のデザインに寄せられました。
このマッケイ縫いと出し縫いを組み合わせたやり方がブラックラピド製法と呼ばれる製法です♪
でも、底縫いの太い針が入るから予め作っておいた底の大きさと変わってしまうんで、このように側面がズレるんですよ!
それは何でや~!
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
5/31 はみ出た底材を均すの巻♪
底縫いミシンの太い針が入って、はみ出してしまった本底の側面を削ります♪
ホンマはマッケイで縫った後に、底縫い針で膨張した合い底の大きさに合わせて作るとズレは出来ません。
コスト削減&時間短縮の為、苦肉の策ですわ。
一週間余分に待って貰えるとキチンとした手順でやります(笑)
元の底から慎重に外したヒールベースを削って古いボンドを取り去って段差を整えます♪
整えたヒールベースをビスで固定します。
一般的に同径の釘類と比べるとビス類は五倍の保持力があるとされてます。
そしてビス類は逆回転で簡単に外せるので部品にダメージが行かないと言う利点もあるねんで~♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/1 仕上げの巻♪
ハーフソールは厚みを持たせたいとの事でしたので、クロコシートです♪
かかとにはビブラムの登山系を使ってます。
予めお客さまと打ち合わせしておいた角度に絞って行きます♪
今回は荒ペーパーでザックリ、ワイルド感のある仕上げで・・・
と言ったところで明日は最終回♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/2完成♪
底が割れたらスカッとオールソールしてしまいましょう♪
ついでに構造を改善出来ますし、材料も良くなりまっせ~♪
「底が割れたらオールソール♪」連載終了です♪
( ´∀`)