6/18 アメゴムが汚れてて
さて、今日から「リーガロイヤルで履きたい!」連載です♪
ステッチダウン製法の靴です。
タイトル何でやねん!って話ですけど、アメゴムが汚れてて、リーガロイヤルホテルで恥ずかしいなぁと思ってしまったそうです。
(゚Å゚)!!!
お任せ下さい!
絶対にキレイに作り替えます!!!
見ての通り、早速バラバラです♪
中底も先芯も、折れてるわ~
足の立体の形も見て、足の収まり具合も見てたので、もう足に合わせて作り替えてしまいましょう。
しかし、ステッチダウン製法では構造上、ピッタリフィットの中底を作るのが難しいんですよ。
とにかく、自分の感覚を信じてやります(笑)
ホンマはここまでの予定は無かったんですけど、もう絶対に恥ずかしい思いはさせませんと言うことで。
気合い入れて頑張ります!
こんな感じで、ベンズ革の床革で先芯の形を切り出したところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/19 先芯を作ろうの巻♪
さて、形を付けて行きます♪
先芯の部品を濡らしといて、形の近いラストに当ててギューッと形を作っていきます。
ある程度形が付いたら、ロックタイト4850を浸透させて乾かして行きます♪
こんな感じで割れた古い先芯は取り去っておきます♪
先芯が貼り付けられたとこです。
コレだけで印象が全く変わります!
継ぎ目は叩いて均しときます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/20 中底を設計し直すの巻♪
見ての通り、新しい中底を作りました♪
元の底に重ねて見ると良くわかります。
お客さまに足入れしていただいた状態で触ってみて、さほど骨の位置にズレはありませんでした。
そもそも、緩いけど履けてた靴なんで。
ステッチダウン製法の作り替えでは、詰め幅の決定がシビアです。
この靴の場合、中底の幅詰めだけでイケそうやなって、触った時に感じました。
骨の位置を合わせといたら、あとは中敷きでどうにか出来る!
コレが見切れて無かったら、ダサい(笑)上に縫うとこからやり直しですよ!
お客さまのかかと周りは小さく、それに対してアッパーのかかと周りはちょっと大きかったので、コレぐらい詰めてあります。
さて、底付けして行きましょう♪
新しい中底の周りに7000+を塗ってます。
攻めすぎてないか、ドキドキ(笑)
見ての通り、お客さまの足の形に近い別物のシルエットになりました♪
つま先も先芯が復活したんでだらしなさはありません。
もう恥ずかしいとは(略)
あ、コレ貼る時はちょっと難しいかも。
立体化のコツは何とも表現しにくいですわ。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/21 底縫い穴を開けようの巻♪
さて、ここからが山場です。
鉄製のシャンクを革で挟んで仕上げた「シャンクサンドイッチ」を貼り付けて第1段階の穴を開けときます♪
シャンクを革で挟んでおくと脱落しにくいです。
宮城興業のエエとこのパクりです(笑)
形はちょっと違うけど。
クッション材をしっかり叩いて密着させます♪
今回はしっかり目の化繊のフェルトです♪
見ての通り、本底を貼り付けて穴を開けてます♪
今回は底縫い屋さんの山林さんでは縫えませんので、手縫いです!
上の穴を拾って、溝彫りの溝に貫通させてます。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/22 人類最強?の糸で縫うの巻♪
わたしが人類最強の繊維やと思ってたケブラーコード。
調べてみると今はダイニーマ繊維と言う、もっと強いのあるんですね。
まぁでもコレ、耐荷重230キロあるんで相当に強いですよ。
通常の使い方では絶対に切れんと思います。
一応、紫外線やアルカリ性の水に弱いとの記事も見つけたんで、ロウを引いて水を弾くように・・・
何かあったら保証します!
間違いなくフツーのモカ糸とかよりは強いです(笑)
縫い穴を叩いて落ち着かせた方と、縫うたまんまのやつ。
両方とも縫い目をしっかり叩いたら、ヒートガンでサッと炙ってロウを落ち着かせて、更に浸透させます♪
さて、ハーフソールで接地面を保護です。
と言ったところで明日は最終回♪
ほなー!(゜ロ゜)
6/23 完成♪
さて、ヒールを取り付けて仕上げたとこです♪
ハイ完成♪
仕上げは黒でもエエと言うてはったんですけど、あえてナチュラル仕様で♪
ピッタリ、ホールインワン(゚Å゚)
ちょっとぐらい微調整せなアカンかな?と思ってましたけど、一発OK!
・・・マグレです(笑)
そのまんま履いて帰る!ってメチャメチャ嬉しいリアクションですね~♪
良かった(´Д`)
「リーガロイヤルで履きたい!」
連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)