7/18 殆ど履いてない!の巻♪
さて、今日から「メッシュ靴を足に合わせて作り替える♪」連載デェイス♪
この方は靴を買いに行っても、店員さんとのやり取りを煩わしく感じてしまって、さほど吟味せずに買うてしまうクセがあるそうです。
そら、アカンやーん(笑)
と言う訳で、足に合わせて作り替えしまっせ~♪
バンガリマース( ´∀`)
くるぶしも痛い!
ついでにそこも解決しましょう♪
内振り設計の靴に、外振りの足の方々が足を突っ込んだら骨の位置が間違ってるので、絶対に痛くなります。
まぁそこをしっかり理解せんと、また失敗するんで学習して行きましょう!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/19 バラしたり、悩んだりの巻♪
どちらかと言うと、外側が真っ直ぐで内にグィーンと振ってるでしょ?
内振りとはこういう事だー!
コレ、シャンクじゃなくてソールの底を盛る?為だけの部品です。
機能的には要らん子(笑)
ボロネーゼ製法なんで中底がありません。
よって真面目に考えて中底を描いてます。
設計とかそんなエラソーなモンでも無いんですけどね(笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/20 新しい中底の巻♪
今回は何回か削りながらアッパーに突っ込んで様子見てを繰り返してます♪
今、割りと出回ってる立方骨サポートですが、真似してるとか思われたら何か腹立つ(笑)
こんな感じで新しい中底が完成です♪
立方骨サポートは前に行くのも止めてくれるし、縦アーチのサポート力の補助もしてくれるし、くるぶし対策にもなるしで今回の事例にはバッチリです♪
女子のやつには割りとそーっと入ってたりして(笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/21 ご本人さま登場の巻♪
さて、ご本人さまの足に合わせて吊って貼っていく工程です♪
こんな感じで膝の上にドカッと乗せていただいて、かかとが後ろにピタッと付いた状態が基準です。
たまーに、こうやって撮影を協力していただいたり♪
結構、指の力が要ります。
コレを無理したら関節に良くないので、最近は道具を使うように心掛けています(笑)
スッと行ってるように見えますけど、そこそこ手間は掛かってます♪
お客さま曰く「問題ゼロ!」
問題だらけやったけど、どうにかやりました(゚Å゚)
ほなー!(゜ロ゜)
と言ったところで明日に続く!
7/22 コルクを詰めるの巻♪
ボロネーゼ製法の袋状の構造を切り取って、コレぐらい詰まってます♪
そりゃ前に突っ込みますわ・・・
底縫いを掛ける前に2重式の中底の上側を外します。
この後、張り出しを作った合い底を、この状態で縫い付けます。
上側の中底を一旦外して、縫った後に戻すと縫い糸を保護出来るメリットと、ショルダー革の厚みの分だけ微調整の余地を残せると言うメリットがあります。
さて、コルクを詰めてますが、シンナー分の蒸発でヒケる特性とかがまだ慣れてなくて、上がりの際に問題が発生する事になります。
この時、実はまだ判ってません・・・(笑)
しかし!使い勝手は良いので、次のやつも注文してしもた♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/23 合い底を作るの巻♪
初期状態ではガッツリ当たってたくるぶし問題。
調製中に、足首が少し外側に倒れると当たる瞬間もありましたが、最終的に当たらんようになりました♪
コレは多分、フツーにコルクを詰めてるんやろなぁって感じに写ってると思いますが!
現時点で結末が判っている、わたくしの反省点は学習出来ました(笑)
今回はブラックラピド製法で、薄く、更に張り出しはコンパクトに、と言う目標なので張り出しの具合をマーキングしながら調製してます。
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/24 合い底が出来上がるの巻♪
出来上がった合い底の側面な画♪
特注の厚みですよ勿論!
「返り」の邪魔をしない、そして、そもそもベンズ革なんで丈夫です♪
お金掛かってます(笑)
合い底の着色は今でしょ!です♪
後からでもやれんことないけど、無駄な手間が掛かるんで、やっぱこの段階ですよ。
コンパクトを目指し過ぎて上から見えません(笑)
元の張り出しぐらいを目指して、マッケイ縫いの位置を上手く調製すればやれんことはないです。
山林さんが大変やねんけど!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/25 本底も作ろうの巻♪
横から見るとこんな感じです♪
外側にギチギチに縫うと、張り出しが小さくて縫えんので、立体が逆らわん程度にギリギリの線を攻めてます。
山林さんなら縫うてくれはる(笑)
今回は山林さんとこで二回の縫いを一発でやっていただくスケジュールで!
と言う訳で縫い針が入った時の誤差も考慮して慎重に本底も作ってます♪
アッパー側は縫い付けた後に張り出しを浮かせて縫えるギリギリのラインで、出し縫いの溝は約6ミリのところで!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/26 アッパーに合い底を縫い付けるの巻♪
底縫い屋さんの山林さんに到着♪
今回はマッケイ縫いと出し縫いを一回でやっていただくんでボンド7000+を持参です♪
まずはマッケイ縫いです♪
山林さんは「アリアン」って言わはります。
何でそう言うんかは、よー知らんけど、まぁどっちでも(笑)
説明を長々書いても判りづらいかもですけど、こんな感じで貼り付けて、次は出し縫いです♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/27 出し縫いを掛けるの巻♪
さて、本底を貼り付けたら次は出し縫いです♪
アッパーと合い底を縫い付けるミシンは靴に履かせる形で縫いますが、コレは外側を縫う別のミシンです。
薄い作りなんで少し調製して縫うていただいてます。
張り出しを小さく作って、更に底が薄いんで、縫い上がりはこんな感じでキューっとなってしもてます♪
コレは後で叩いて馴染ませます♪
真上から見ると張り出しが見えんのですけど、斜め上から見るとこんな感じです♪
シングルソールより薄いんでメチャメチャ曲がります♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/28 歪んでるのを叩き直す!の巻♪
さて、縫い上がった縫い糸の出っ張りを落ち着かせる為に叩く工程です♪
今回は無理矢理な角度で小さめの張り出しに出し縫いを乗せてもらった事が原因で、キューってなった底を戻す意味合いも含めてガンガン叩きます♪
正常な角度に戻ると、更に張り出しがコンパクトに!
縫い上がり直後の張り出しと比べてみよう♪
ちょっと引っ込んでるん判ります?
そして、かかとの向きを合わせて元の底を重ねてみると、こんなに角度が違うことが判ります。
こんだけ余ってたんですね~♪
さて、更に組み立てて行きますが踏まず部分を先に着色しときます♪
何となく元の底にも近く、アッパーと親和性の高そうな色を入れてます。
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/29 ハーフソールを貼ったり色々の巻♪
ハーフソールはVibramのアンジェラで。
踏ますの着色はグラデーションを掛けました♪
ヒールの内側が取り外しの時に少し荒れるんで、整えてから貼り付けます♪
かかと自体はほぼ新品なんで、磨いて再利用します♪
今回は立方骨アーチが内臓されてるんで、その場所を避けてビス止めされてます♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/30 ほぼ仕上がるの巻♪
さて、組み立てが終わったら仕上げます♪
今回は元のかかとを再利用するんで、表面をサッと均してあります♪
柔軟性はこんな感じ♪
軽いし、よー曲がるしで、足馴染みは元のボロネーゼ製法の構造にひけを取らん性能であると思います♪
弟子っ子魚見んが来てる日にサッと磨いてもらいました♪
ギラギラな感じではないですけど、オマケです♪
そしてご本人さまの足入れの微調整で手こずる事になることは、この時点では判ってません(笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
7/31 完成♪
さて、ご本人さま登場です♪
履いてみて頂いて、左に違和感が!
この連載の最中に画像を振り返って見て、わたくし自身は原因が判りましたが、まぁとにかく微調整に手こずりました(笑)
ご迷惑おかけしました!
突っ込み防止とアーチのフィットを更に高めるパーツです♪
あとはかかとのカーブの当たりも少し調製しました♪
2重式の中底の上の部分が最終的にはこんな感じになりました♪
コルクを少し入れすぎたのが原因です。
エエ勉強になりました(´Д`)
調製終了後、コーヒーを飲みながらご満悦な感じです♪
あぁ良かった(´Д`)
顔出し許可頂いた素敵な画像なんで締め括りに使わせて頂きます♪
あ、あとこのお客さま独特の面白い語録があるんで、まとめて追記しまーす(笑)
「メッシュ靴を足に合わせて作り替える♪」
連載終了デェイス♪
ほなー!(゜ロ゜)