Last Updated on 2025年10月18日 by e347ftvv
10/11 極めて足に近い♪の巻♪
さて、今日から「オールソールのついでに中底一部分修正した上で足に合わせて作り替え♪」連載デェィス♪
オールソール希望で来られたんですが、足を入れてみてもらうとかなり惜しい中底の余り具合。
と言う訳で、中底を一部分の修正で「足に合わせて作り替え」技術の廉価版？と言っても良いかな？
それでイケると判断してやってみる事にしました♪
平面足型はいつもの「足に合わせて作り替え」と同様に取ります♪
最近は接着剤が良くなったとは言え、半分しか縫うてないのは気に入らん😩
勿論、ここはちゃんと縫いまっせ〜♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/12 底を剥がそうの巻♪
後ろ半分は簡単にパカッと取れます♪
最近、よー真似してるポルトガルの靴修理屋さんの技です。
バーナー剥がし（笑）
ヒートガンと比べモンにならんぐらいパワーあるし速いで♪
ボンドの弱り方にもよるけど、上手く炙ると大体スコーンと気持ち良く捲れます♪
今回はちょっと硬かったバージョン（笑）
と言った所で明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/13 中底を修正するの巻♪
クッキリと痕跡の残った中底は大変判り易いです😆
あとは踵側の後ろを少し削って「振り」の修正を加えて・・・
コレでご本人さまの平面足型に乗るようになりました♪
まだ弱ってないけど、穴だらけなんで後でどうにかせな🤔
内振り設計の靴に外振りの人が足を突っ込むと絶対に小指側に負担が掛かります。
なので、ライニングがこんな感じになっとるんですよ。
画像では鹿革を漉いて貼り付けるスタンバイしたところで明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/14 アッパーの穴を塞ぐの巻♪
こんな感じで端っこをペラペラに漉いた革がガッチリ貼り付けられて密着してます。
最近はプライマーの進化でホンマにちゃんと付きます♪
何年先にかは剥がれるかもやけど〜
吸汗性能に優れた豚革で穴だらけの中底を覆いました♪
裏に巻き込んで貼り付けてあります♪
単に新しい中底を嵌め込んだだけですけど、全然シルエットが変わりました♪
コレで、より快適になればと思いながら明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/15 底付けの巻♪
ベースの底全体はミッドソールシートで作ってます♪
底縫いを掛けた後は接地面にハーフソールを貼って糸切れを保護します。
この構造やと超軽量、返りもエエしマッケイ製法の良さを損ないません😆
今回、底は薄作りですが、クッション性能抜群の分厚めの詰め物で補ってます♪
例によって、縫い付ける部分だけにボンドを塗って少しでも「返り」を邪魔せんような接着を心掛けてます😆
ボンドを塗ってるのは、弟子っ子「革靴をはいた猫」の赤曽部総括（笑）
溝彫りはシッカリと彫ってあります。
糸がちゃんと沈むぐらい♪
今回バタバタしててハーフソールの面を捲ってませんが、縫う前にやっといた方が絶対に楽です🤣
と言った所で明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/16 底縫いを掛けるの巻♪
底縫い屋さんの山林さんに一周縫うて頂いてます♪
縫い上がった直後は底縫いミシンの大穴が空いてるので、縫い目を叩いて馴染ませると穴が締まります♪
糸の出っ張りも抑えられて整うので、必須の工程かな〜
たまにやってない靴もあるけど（笑）
今回のベースに使ってるミッドソールシートは基本的に接着剤と相性抜群です。
でも、ちゃんと表面を荒らしてプライマー処理と言う接着剤が効きやすい表面処理をしてから接着剤を塗ってあります♪
と言った所で明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/17 部品を用意する♪
ベースがガッチリ縫い付けられたら、あとは接地面を保護するハーフソールやヒールの部品を貼り付けて行きます♪
今回は昴のフレッチャーヒールです♪
ブロックヒールって言う種類で、リーガルのかかととかに付いてるような2センチぐらいのゴッツイ厚みの類です。
国産のも色々あってダサいデザインばっかりやったんですけど、ようやくカッコエエと言えるブロックヒールに出会えたって感じ（笑）
裏側はザッと荒らしてボンド7000+を塗ります♪
ミシュランの材料って強くて滑りにくくてエエねんけど、知名度？いや、知名度はあるけど靴修理の部材ではあんまり知られてないから不人気なんかな〜
そしてミシュランなんかどうかも判らん画像🤣
当店は、まぁまぁミシュラン推しです（笑）
と言った所で明日に続く♪
ほなー！(゜ロ゜)
10/18 完成♪
ハイ完成♪
今回は触っただけの感覚とシワの位置だけで吊り込み位置を決定したので（と言っても吊りしろは殆ど変えてない！）さすがにドキドキでしたが、どうにかイケました♪
しかし、何と補強として中底に巻いた豚革の革一枚分の窮屈さがあるとの事で・・・😅
金台に突っ込んで、窮屈感の出た指先の周辺をガンガン叩いて馴染ませたらバッチリ♪
あとは体重と汗で足の形にある程度の変化もしていきますので紐の締め具合などで調子を見ていただければと思います😆
部品点数も少なく、シンプルかつ全力疾走出来る紳士靴の出来上がりです♪
薄作りなんでメチャメチャ返りが良いです😆
災害時も帰宅困難にさせません（笑）
「オールソールのついでに中底一部分修正した上で足に合わせて作り替え♪」
連載終了デェィス♪
ほなー！(゜ロ゜)
