12/27 オールソールのついでに♪
さて、今日から「アメゴムをビブラム2021ソールに交換する♪」連載です♪
題名のまんま、軽くて曲がりやすい底に替えたいとの事です。
見ての通り、かかと部分がよー減ってます。
皆さまもオールソールのついでに、お好みのソールに替えてみては如何でしょう?
アメゴムの底を外すのは割りと大変なんですよ。
都合良くバリッと剥がせるもんも、たまにありますけど、削らんとどうしようもないもんにも当たります。
そんな時は仕上げ機のペーパーにこびりついて取れん汚れやカスがアメゴムのカスと一緒に吹っ飛んでキレイになると言うエエ面もあったりして。
物事の良い面を見て、頑張りたいと思います(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
12/28 新しい中底を作るの巻♪
さて、今回は足に合わせて作り替えもついでにやります♪
モカシン構造をマッケイ縫いが出来る構造に作り替えたら足に合わせるのは簡単になります。
このように、袋状に作られた部分の真ん中を切り取ってしまいます♪
コレは作ってる途中の画像です。
この形から更に調製して作り替えました。
お客さまの骨の位置に合わせて中底を新たに作りました♪
モカシン構造の靴には元々、中底は無いんですが、作り替えで足に巻いて合わせて行くのでフツーのサイズ合わせよりも薄目の革で作ります。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
12/29 サイズを合わせるの巻♪
さて、お客さまの骨の位置に合わせて作り替えた中底が出来上がりました♪
あとはご本人さまの足に巻いて体重を乗せていただいて、心地好い圧迫の位置でアッパーと中底を貼り付けて行きます♪
判りにくいかも知れませんが、アメゴムの痕が残っててメチャメチャ倒れて歪んでたかかと周りを補正して貼り付けてます。
ご本人さまに合わせる際、前半分は仮止め、後ろ半分だけはキチンと貼っておきます。
ご本人さまの足に巻いて貼り付けた後です。
かなり細くなりました。
元々、モカシン構造でしたが、このように新たに中底を追加して、マッケイ製法の構造にしてしまえば、足に合わせて下側に引っ張れるようになります。
判りにくいかな~(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
12/30 合い底を作るの巻♪
さて、ご本人さまの足にサイズ合わせが終わったら、二重式に作ってある上の中底を剥がして、合い底の形を中底の外周に合わせてマーキングします。
中底の外周のラインで作った合い底が出来上がりました♪
この手順でやっとくと中底の下に底縫い糸が確実に隠れるんで、擦れたりして切れるトラブルが無くなります。
さて、出来上がった合い底に中底の形をマーキングします。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
12/31 底縫いの場所を決めるの巻♪
さて、底縫いの溝彫りなんですが、ボールペンのマーキングは中底の外周です。
キチンと中底を底縫いミシンで踏めるようにギリギリの所を通ってるのが判るでしょうか?
見ての通り、底縫いの溝彫りが済んだら、見た目がややこしいんでボールペン痕を削り落としてしまいます。
山林さんが縫う場所を間違える事は無いですが、念のため!
あとは底縫いです♪
と言ったところで新年に続く♪
今年もお世話になりました!
ほなまた来年ー!(゜ロ゜)
1/1 ビブラム2021を用意するの巻♪
さて、底縫いが一周完了しました♪
中底は極薄のベンズの床革です。
元々モカシンの包み込む感じを邪魔せんように、薄くてもしっかりしたコシのある材料です。
色々な特注材料の副産物なんで、当店にしかない厚みの珍しい材料やと思います。
次は主役のビブラム2021ソールを貼り付ける準備をします♪
見ての通り、ビブラム2021には肉抜きの穴がポコポコ空いてます。
割りと位置はテキトーなのかも?
材料によって個体差があります。
裏面にはロゴが入ってます。
ですので、出来るだけ左右対称にするためにキチンと場所をチェックして、マーキングしてから貼り付けます♪
おいおい、塗り過ぎやろ~!
って思うでしょ?
それがね・・・と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/2 ビブラム2021ソールを貼り付けるの巻♪
見ての通り、ぽってり塗られたプライマーN300は素材に見事に吸い込まれてヒケました♪
この下地作りが、この後に塗るボンド7000+の食い付きを良くするんですよ♪
このように、お客さまの関節の位置に合わせてグイグイ曲げます!
結構、エエ運動(笑)
真冬でも身体がポカポカ( ´∀`)
特に体重の軽い方には念入りにやってます。
でないと馴染むまでにツマ先をぶつけたり、腰裏の擦れが出たりするんですよ。
さて、画像はグイグイ曲げグセを付けたビブラム2021を貼り付けて、ゴムハンマーでガンガン叩いた後です♪
このまんま、次の日ぐらいまで置いてから仕上げた方が無難。
しっかり乾いてからやると、削る時の摩擦熱で剥がれるトラブルがほぼ無くなります♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/3 完成♪
さて、底付けが終わったら仕上げです。
このように、周囲をザッと切り落としてから削って行きます♪
この時点ではあんまり攻めすぎない方が無難です。
今回は合い底の側面の色は染色せず、ナチュラル仕上げです。
この方は外側に倒れやすい傾向があったので、外側の張り出しを少し意識した仕上げにしてあります。
中敷きは元の中敷きを戻してあります( ´∀`)
ハイ完成♪
ご本人さま登場( ´∀`)
理想通りに出来上がったようで良かったです♪
「アメゴムをビブラム2021ソールに交換する♪」
連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)