8/11 先輩の紹介で!
さて、今日から「足に合わせて作り替え♪新品から!」連載です♪
このお客さまは、当店の超ヘビーユーザーM本さんの会社の後輩だそうです。
M本さんは履いてる靴全部にかわごしの手が入ってます(笑)
そして、腰痛が治ったり、O脚が治ったりってホンマかいな!って顕著すぎる結果が出てる方です。
後輩のIさんは京都市にお住まいなんで、先に靴を送って頂いてバラしに掛かりまーす♪
ちょっと接着剤が強すぎて、材料破壊が起こってる場所もありますが、まぁ大丈夫。
ここから更に中底も外して行きます♪
事前に靴を送って頂いて、ご来店前にバラしておくと、ご本人さまが来られた時に平面足形を取って、お昼ごはんに行ったり、もしくは中底が出来るまで待っといていただいたり・・・
で、その日に足合わせが出来ます。
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
8/12 新しい中底を作ろうの巻♪
さて、お客さまがお昼ごはんに行ってはる間に、超特急で新しい中底を作ります♪
微調整の余地を大きく取る為とマッケイの縫い糸の保護、ヘタって来た時の交換を安上がりにするために二重式で作ってあります。
こんな感じで、裏側のグレーの部分は元のファイバー芯です♪
シャンク部分は脱落防止、鳴き防止の為にショルダー革の床革で覆って仕上げてあります♪
バタバタしてたせいか、一枚も撮ってない合わせ中(笑)
と言うか、メチャメチャすんなり足合わせが終わったんで、すぐに底を作り始めてます♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
8/13 底を作ろう♪の巻♪
さて、今回はブラックラピド製法で作ります♪
ブラックラピド製法とは、この合い底をマッケイ縫いでアッパーに縫い付けてから本底を下に貼り付けて、次に合い底の張り出し部分に出し縫いを掛けます。
見た目はグッドイヤーウェルテッド製法みたいな、アッパーが張り出したとこに縫いが掛かってるような感じに仕上がります。
要するに二回縫わんとアカンやつです。
でも、山林さんのお盆休みに合わせて、一回でどうにかします♪
さて、今回は一回縫うた後に山林さんとこで本底を貼り付けて、更に出し縫いを掛けます。
と言う訳で、本底も先に作っとかんとイカンのですけど、ベタッと貼り付けて仕上げといても絶対にズレます。
こんな感じで、立体的に貼って仕上げて、山林さんへGO!!!(笑)
こんな感じで合い底が縫い付けられました!
すぐに本底付けて縫うてもらうでー!
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
8/14 本底を縫い付けるの巻♪
さて、合い底の縫い付けが終わったら、その場で本底を貼り付けて縫うていただきます。
予め作るのってズレやすいんで、あんまりオススメではないですけど、山林さんとこから離れた場所で営業されてる同業さまなら検討してみても良いかも?
こんな感じで縫い上がりました♪
よーく見て下さい。
アッパーが外側に回ってるの判ります?
足が入ると判りにくくなりますけど、見た目にはあんまり宜しくない。
コレがデメリットですが、足の甲の痛いラインを避けやすい立体が作れます♪
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
8/15 あとは組み立ての巻♪
さて、昨日書いてた「アッパーを回す」作用です♪
こんな感じで、甲の痛い部分が自然に立ち上がる形になって、圧迫しにくくなります♪
勿論、ちょっと折りグセも付けてますけど(笑)
もうあとは簡単♪
ハーフソール貼ったり、かかと交換のレベルです(笑)
革積みのヒールベースにはビスが、よー効きます♪
ガッチリ止めて、バラさんとアカン時は逆回転で簡単に取れます♪
修理の事を考えた構造です( ´∀`)
と言ったところで明日は最終回♪
ほなー!(゜ロ゜)
8/16 完成♪
こんな感じで仕上がりました♪
仕上げたとこを黒く染めて・・・
ハイ完成♪
京都にお住まいなんで、わたしの弟子の「革靴を履いた猫」でもよく使ってるVibram explosionで直してあります。
かかと替えたり、ハーフソール貼るだけなら弟子っ子のとこでどうぞ♪
他のとこ行ったらアカンで~(笑)
最近は上がってから履いた状態でしばらく様子を見させていただく時間を取るようにしました。
30分程居てもらいましたが、バッチリ!
紳士もんは楽やわ・・・
遠方の方の場合は、大変ご迷惑をお掛けしてしまうので、履いたまんまの待ち時間をご了解下さい!
Tさん、教訓をありがとうございます!
「足に合わせて作り替え♪新品から!」
連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)