4/8 何で何回も空くねーん!の巻
さて、今日から「腰裏何回も穴空く理由!」連載デェイス♪
何回も何回も繰り返す人は繰り返す「腰裏修理」
理由はめっさ色々ありますので、思い当たるフシがある人は改善出来る点は努力してみましょう。
バラバラにして足に合わせて作り替えんと、どーにもならん事もありますが、基本的には靴紐をしっかり締めることは原点と思ってください♪
「靴紐はキチンと締めよう!!!」
既にInstagramのリール動画で上がってますけど、例のごとくサーっと終わってまうんで、ちゃんと解説しまーす(笑)
右足、外側に穴が空いてます♪
まぁどっかの修理屋さんが上手にやってはります。
しかし、凹んだとこ埋めんと、そのまんまやってるとどうしても同じ場所が擦れやすいと言う、自らも経験のある事案です。
穴は何らかの方法で平らに均しといた方がエエと思いまーす♪
こちらは反対側の足ですが、こっちも外側に穴が空いてます。
何故かと言うと?
では、この方の場合の同じ場所に穴が空く理由を解説していきます♪
ピンクの矢印のとこは足の痕跡を見ると親指の付け根の下辺りが余ってるのが判ります?
そして緑色の矢印のとこは
「親指の付け根の下辺りが余ってる」=ワイズが緩い
って事で!足全体のホールドが不十分で前に突っ込んだ痕跡です。
擦れではなく、こちら緑色の矢印側は穴が空いてます。
コレはわたしの弟子っ子のお店の仕事なんで、ご本人さまの足の状態を確認してまへん。
紐をしっかり締めても羽根が閉じきってしまってたのかも?
とも思いました。
靴の設計は内振り、ご本人さまの足は外振りの方に多い傾向の痕跡です。
小指側の容積が足らない「設計の振り」の関係上、足の向く方向が無理やり収まった状態で押される事になるから腰裏の外側に「擦れ」が発生するんやと思います。
むやみにデカい踵周りの設計もガサガサ動く理由の一つかなぁ。
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
4/9 色々ある痕跡と理由の巻♪
親指の付け根の下辺りに斜め方向、横方向にシワのある人は、そこがそんだけ余ってシワになってるって事です。
こんだけユルユルやと中で動いて擦れます。
腰裏の穴に関しては履く時に靴べら使わんからとかでは無いです。
靴べら使わん場合の壊れ方は、また別の壊れ方になります。
今回の靴の場合は見ての通りダイナイトソールなんで、そこそこ「返り」が良くて良く曲がります。
ダブルソールやらソール自体がメチャメチャ固いやつは「返り」の邪魔をして「歩く度に、かかとが残って」腰裏部分が擦れる原因になります。
コレは踵の痛みの原因にもなります。
新しい靴は前の関節の位置でグイングイン曲げて柔らかくなったら踵の痛みが無くなったり軽減したりします。
今回の場合は履き慣らされてますし、ソールの固さ関連は大きな問題点では無いと思います。
状況にもよりますけど、今回はクッション材を削って貼り付けてあります♪
穴ボコが空いたまんまはやっぱり破れやすいし、ちゃんとしといた方がエエと思いまーす!
元の腰裏のパーツをゲージにすれば簡単です♪
前回、どっかの修理屋さんが上の端を縫うてからシャッと切る手順のやり方でやってはるんで、カーブはメチャメチャ正確です。
その型紙を元に、折り返す上5ミリ程度長目に切り出して端っこを漉いたらエエだけです。
言うても、ちょっと下も延長してますけど(笑)
と言ったところで明日に続く!
ほなー!(゜ロ゜)
4/10 完成♪
出来上がった部品の上の端を折り畳んで貼り付けて起こしたら簡単です♪
後は縫い付けて・・・
折り返して貼り付けたら、こんな感じ。
このやり方のメリットは縫い目が内側に出なくて糸切れしないとこ。
耐久性が高いです。
それとシャッと切る時に失敗が無いってとこです。
腕が無くてもエエんですよ(笑)
ハイ完成♪
腰裏が何回も何回も穴が空くって人は、よーく読んでどれか該当してないか考えてみて下さい。
足の計測やら形の診断は無料でやってますので、修理するもん無くてもお気軽にどうぞ♪
自分の足を知るって、とても大事な事なんで!!
「腰裏何回も穴が空く理由!」連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)