10/3 毛むくじゃらブーツにファスナーを付けよう!の巻♪
すぽーんと履くタイプのブーツにファスナーを取り付けます♪
脱ぎ履きが格段に楽チンになります。
しかし、毛皮と複雑なリボンの飾りをどうするか?
高難度です(゚Å゚)!!
何でも出来ると思うなよー!(笑)
大変悩んだのがリボンの処理です。
出来るだけイメージを変えないように、ファスナーを目立たないように。
うーん(´Д`)
悩んだ末に、リボンよりもファスナーを隠す事に重点を置いて、後ろ側に移動する方針で!
リボンの取り回しが少しややこしいんで、抜くことは断念。
切ってバラけないようにホッチキスで留めときます♪
ファスナーの取り付け位置は両足の内側、このフラップの下に隠します♪
と言ったところで明日は定休日ですが、特別に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
10/4 フラップの裏側を作るの巻♪
リボン飾りの通ってた穴の縫い目は外さずに周りの合皮を切り取ってます。
裏地のボール紙の芯が剥き出しになるので、それを隠す裏地を革で作り替えます♪
この場所に革の帯を貼り付けて縁取りの縫い目を利用して縫い付けて折り返します♪
フラップの裏地が出来たら、ファスナーテープを差し込んで貼り付けて、そちら側からファスナーテープを縫い付けます♪
矢印の縫い目をガイドに利用して縫い付けてます。
ちなみにファスナーテープと言うのはファスナー本体の呼び名です♪
持って動かす部品はスライダーと言います。
この時点でスライダーは入れずに縫い付けてます。
スライダーが入ったら、どうしてもその部分に歪みが出るのでファスナーテープを真っ直ぐ縫い付けた後に入れた方が無難です。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
10/5 縫うてるとこが見えまへん!の巻♪
当店の八方ミシンは毛皮を縫うミシンではありません。
ホンマはどうやって縫うんやろ(笑)
失敗すると糸をどうやって切ったらエエんかも判らんようになりそうなんで、絶対に!絶対に!失敗せんように集中します(゚Å゚)!!
こんな超集中力が要る作業は営業時間中は無理なんで、閉店後の作業です。
電話にも出んわ~ってやつです。
そして止まらず素早く真っ直ぐ走り抜ける!
画像は走り抜けてホッとした瞬間です(笑)
スリリング~♪
この時点でファスナーテープがキチンと縫えて無かったらエライ事なんですけど、どうにか一発OK!
もう片方の足の分、恐怖と戦わんとアカンのですが(笑)
んで、ここでようやく裏地をシャーッと切ります♪
毛皮なんで、多少ミシン目が泳いでても判らん判らん(笑)
今回は内側の噛み込み防止フラップは要らんのですよ。
毛皮の断面がそのまんま解決してくれる上にメチャメチャ暖かいです♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
10/6 リボンを縫い付けるの巻♪
バラけないようにホッチキスで留めといたリボンを折り畳んで縫い付けてます♪
ファスナーテープが取り付けられて、リボン飾りの位置も決まって、もう後は組み立てるだけです♪
外した時に接着面が弱ってたんで、表面処理、プライマー処理からやり直して接着し直します♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
10/7 底を組み立てるの巻♪
バラバラになってた飾りウェルトを貼り合わせて、飾りウェルトの接着強度を上げるために飾りウェルトの根元にビッシリとN300を塗り付けてます。
N300は本来、オイルドレザーや革、合皮、塩ビに使うプライマーですが、固まると弾力性のある強靭な膜を形成します。
コレがまたメチャメチャ食い付きが良くて曲げにも強いんで、色んな用途に使えます。
近年は凄いモンが出てきたなぁ(笑)
この時点で側面を仕上げとくと、さほど集中力を使わず疲れんのでアッパーと取り付け前にやっときます♪
このブーツは上げ底になってて、土台が中にあるので、それを接着します。
画像では、間は浮かせた状態で7000+を塗り付けて乾かしてます♪
下側に伸びた余分なファスナーは貼り付ける時に切り落とします♪
と言ったところで明日は最終回♪
ほなー!(゜ロ゜)
10/8 完成♪
ハイ完成♪
閉じたら元のイメージに極力近いように・・・
新たに作ったのは折り返しの革部品だけ。
今回は噛み込み防止フラップは作ってません♪
作業中、手を突っ込んでも暖かいぐらい(笑)
ライニングがホンマもんの毛皮なら、あえてフラップを作らんで切りっぱなしでも上手く断熱効果は維持できるようですし、何より違和感無しです♪
よし、判らん判らん(笑)
外側は全く変化無しなんで、大変ご満足な様子でした♪
あぁ良かった(´Д`)
「ブーツにファスナーを取り付ける♪」
連載終了です♪
ほなー!(゜ロ゜)