1/14 裂けてきましてーん!の巻♪

さて、今日から「アッパーの一部分を交換する♪」連載デェイス♪
甲の外側に注目!
色がちょっと変わってるのは?

ハイ、裂けてまーす(笑)

コレぐらいバラさんと無理です。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/15 当て革を作るの巻♪

ここが無いとオモロイ画になりますね(笑)

いつもの幅広のセロテープで型取りしてます♪

こんな感じで端だけ薄くします♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/16 当て革をするの巻♪

さて、端を漉き終わった部品を貼り付けて行きます♪
裂けてた部分を大きく覆うようにmont-bellの寝袋の外側のナイロンシート、ナイロンタフタを当てます♪

メノウの棒でゴシゴシと溝部分にシワが出来ないように扱いて密着させてます♪
もう、コレで判らん判らん(笑)

反対側は破れてないけど、ちょっと怪しい部分もあるんで小さく補強しときます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/17 穴を合わせるの巻♪

千枚通しで裏側から穴を拾って一つ一つグリグリ行きます♪
左足はすんなりですが!

右足の内側の角度を見誤り、失敗(笑)
コレは利き手の都合とか色々。
敗因は見えてますので、即やり直し・・・

捲ったついでにナイロンタフタも大型化しときました♪
1回失敗した作業のやり直しは精神力が入りますが、結局は同じ作業!
慣れもあってサッと出来るし、殆どの場合は最初の状態より上手く行くので、ここは絶対に妥協せん事にしてます(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/18 再び貼り直すの巻♪

再びメノウの棒でゴシゴシ密着・・・

立体に騙されにくいように(笑)裏地を起こして地道に空け直してます♪
必要な部分だけ薄くしてて、意外と分厚いんですよ。

手を置く場所と角度を一定にする事に特に気を付けて、材料側を動かして無心で。
やっぱり作業内容によって右左の個体差やらクセもあるし、持ちやすい持ちにくいに影響されます。
今回は大きい半裁の革が材料としてあるので安心です。
とは言え、もうやり直しは指と関節が持たんのでコレで決めます(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/19 縫い付ける準備の巻♪

さて、穴空けが無事に終わったら裏地の元の穴と合わせて貼って行きます♪
コレが意外と手間が掛かります。
千枚通しで刺した時の穴の手応えが違うんで、慎重に!
千枚通しで刺した隙間にボンドを差し込んで順番に貼って行ってます。

さて、縫い針の準備です。
当店ではバーナーで真っ赤に炙って、いちいち曲げて作る事が多いです。
サブイんで、冷却用に使ってる「賞味期限切れのピーナッツオイル」がドロドロになってて溶かしてるとこです(笑)
冷却用のオイルは色々使ったけど、ピーナッツオイルは粘り強く仕上がります。
少々無理しても致命的な折れ方をした事ないのでオススメかもしれない♪
水で冷却すると硬くなるけど、粘らず折れます。

手縫い針を曲げてみて、アッパーの穴に差し込んでみて試行錯誤でカーブを決定します。
曲げるの自体は炙ったらすぐなんで、作業内容に応じて丁度よいカーブを毎回作ってます。
実は千枚通しとかも、よく炙って曲げて作ってます(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/20 ボチボチ縫い始めるの巻♪

真っ赤に熱した手縫い針をドロドロの状態のピーナッツオイルに突っ込んでも良さそうなハナシですけど、一応ちゃんと溶かしてからやりました♪
きっと常温のピーナッツオイルでの冷却が絶妙な粘りを生み出してくれてるんやなって(笑)

一発で同じ穴を拾うのは無理なんで、地道に穴を丁寧に外さずに。
針を出す向き、引っ張る方向は「必ず一定の手順」を守ってやるとキチンと目が揃います。

片足やってみて、左の曲げ具合の方がやりやすかったんでどっちも改良します♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/21 一発では掬えないの巻♪

コレがやりやすい形です♪
と言う訳で気軽に曲げる(笑)

最初は一発で掬えへんかな?とカーブを急に設定してみてたんですけど、緩く曲がってる方が結果的にスピードが出たんで、地道が1番。
欲張って焦ってもアカン(笑)
靴によってもちゃうしなぁ。

裏地も穴合わせして貼り付けてるけど、角度がキチンと合わんとやっぱり入らんので、千枚通しで必ずクセを少し付けてからサッと手縫い針を入れます♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/22 手縫いは続くよの巻♪

グリグリと広げて手縫い針の道を作ってからサッと通します。
それぞれの層でピシッと引っ張った方が早いと思います。

コレ、序盤は簡単に手縫い針を迎えに行けるんですけど、徐々に手が入らんようになって行きます。
忍耐力の要る作業内容(笑)
でも、いつか終わります♪

交互に手縫い針を八の字に進ませるんですけど、両方出た時に、しっかり結ぶように引っ張る事が大事です。
引っ張り具合で形も変わってしまうんで、よく見て形も整えながらやってます。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/23 一応、完成♪

こうなるとラジオペンチで引っ張るしかない感じです。
更に歩みは遅く・・・
しんどかったなぁ(笑)

ハイ完成♪
と言いたいところですが、すこーんと忘れてたとこを直します(笑)

前後しますが、ここの大穴です。
コレ、この段階でやっとったらメチャメチャ楽チンなんですけど、忘れとったもんはしゃーない(笑)
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/24 大穴を塞ぐの巻♪

たまたま、その辺にあったクリアファイルの切れ端が丁度よい大きさやったんで、差し込みながら型取りしました。
クリアファイルは中が見えるんで、このまんまマーキング出来て便利♪

薄くて繊維の丈夫なベンズ革の床革に転写します♪

転写して切り取った中敷きの前部分を必要な大きさに整えて継ぎ目を削って薄くしてあります。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/25 失敗なく貼る、の巻♪

出来上がった中敷きを正しい位置に置きます♪
まずは、置くだけ。
で、捲り上げた後ろ半分の半敷の先っちょだけにボンドを塗って、置いてある前の中敷きに貼り付けます。

前の中敷きにくっつけて、そーっと起こして来ると、正しい位置で合体してます。
この状態から動かんようにキッチリ付いてないとこは改めて貼っときます。

合体した中敷きを戻す前に裏側にボンドを塗って乾かしてからアッパーの中にボンドをサッと塗って貼ると失敗しません。
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/26 またもや前後しますの巻♪

今回、構成ミスりまくってますね。
また前後しますが、一部分に剥がれを発見してしもたんで、全部剥がして下処理、プライマー塗るとこからです。
まぁエエか(笑)

ボンドの劣化は何年も先のハナシですけど、こうやって塗っとけば、剥がれが出だしても、どれかは耐えますので全剥がれと言う事態に陥りにくいです。

GUCCIのロゴ入り底はまだ使えますんで、前がぺっちゃんこになったらモルターラソールとかに替えたらエエんちゃうかな?と思います♪
と言ったところで明日に続く♪
ほなー!(゜ロ゜)
1/27 完成♪

ハイ完成♪
色々、前後しましたがコレで完成です♪

ご本人さま登場♪
かわごしのコーヒーは隣の喫茶ルパンでも飲めるようになりましたが、修理お待ちの方はお気軽にお申し付け下さいませ♪
喫茶ルパンは昭和レトロ感のある良いお店です♪
話しやすくて気の良いオバちゃん沼田設子さんがサイフォン式で淹れてくれますよ。
勇気を出して入ってみよう(笑)

毎度の事ながら名残惜しいです(笑)
次は前部分のハーフソール、もしくはオールソールですね♪
当分、先でしょうけど!
「アッパーの一部分を交換する♪」
連載終了デェイス♪
ほなー!(゜ロ゜)